日本国内にも、生活の基盤である住まいの問題を抱えている人たちがいます。
生活保護を受給している世帯の数は、昨年過去最多の163万件(2016年11月現在)にのぼりました。生活に困窮すると、家賃が支払えなくなったり、生活環境が悪化したり、中には住まいを失ってしまう人もいます。
「安心して暮らせる住まい」は困難な状況から抜け出し、健全で豊かな生活を営む基礎だと考えるハビタット・ジャパンは、今春より私たちの身近な地域に潜む住まいの問題に取り組むことを決定しました。そこで、今後の活動方針をはじめ、皆さまにご参加いただける取り組みについてご紹介させていただきたく、ハビタットの定期交流イベント「ハビカフェ」にてプロジェクト発表を行います。当日は、2014年から東京都内で生活困窮者の支援活動に取り組む「つくろい東京ファンド」の代表理事であり、立教大学で教鞭をとられる稲葉剛さまにもお越しいただき、国内の生活困窮者の現状について講演いただきます。
開催日時:2017年4月2日(日)14:00-16:00
開催場所:コミュニティカフェ「カフェ潮の路(しおのみち)」(東京都練馬区豊玉南1-4-2)
参加費:500円(珈琲一杯サービス)
なお、今回開催する「カフェ潮の路(しおのみち)」は、「つくろい東京ファンド」がホームレス支援の一環として立ち上げたコーヒーの自家焙煎事業のカフェです。このカフェは、「つくろい東京ファンド」が運営するホームレスシェルターからアパートに移られた方が就労できる場所だけでなく、自立をはたした方が社会から孤立されることがないよう、交流の場として4月にオープンを予定しています。イベントに参加して、生活困窮者の実態に触れ、あなたにできる取り組みを一緒に考えませんか。会の後半には、カフェ自家焙煎したコーヒーをお楽しみいただきながら、参加者やスタッフと交流する時間を予定しています。一人でも多くの方のご参加をお待ちしています。