2月27日、横浜市立横浜商業高校からの依頼を受け、ハビタット事務局を代表して、明治学院大学でハビタットの活動に取り組む学生団体(キャンパスチャプター)「ハビタットMGU」が国際学科の1年生40名を対象に国際協力に関する講演を行いました。同校は高校生のグローバルな視野を広げる一貫として、NGOやNPO団体を招き、さまざまな分野の活動を生徒に紹介しています。ハビタットもその一つとして、2011年の春から毎年授業の一時限をいただき、世界の貧困問題や住居問題、またその問題に対するハビタットの取り組みを紹介しています。

講演では、世界が抱える住まいの問題、そしてその問題解消を目指して取り組むハビタットの活動を紹介しました。更に、自分たちの経験を交えながら、若者として春と夏にハビタットが住宅支援を行う海外の事業地に赴き、ボランティアとして住居建築に参加する意義について解説しました。その他にも、海外での活動だけでなく、身近な地域で取り組む社会貢献活動についても写真を交えて紹介し、学生という立場の若者でも社会貢献の担い手として活躍できることを伝えました。

講演に参加したハビタットMGUの一人、遠藤さんは同校の卒業生です。高校一年生の時に授業でハビタットの講演を受けた遠藤さんは、ハビタットの活動に関心を持ち明治学院大学に入学したと話します。そんな彼の姿を見た高校生は、数年前まで同じ高校にいた先輩が国内外で活躍していることを知り、大きな刺激になっていたようです。

講演を受けた生徒からは「支援を届けるには、まずはその国を知ることが大切だということを知りました」、「大学生になったらハビタットのような活動に参加したいという思いが大きくなりました」などの感想が寄せられました。一方、講演を行ったハビタットMGUの代表は、「高校生の関心の高さに驚きました。これからはもっと積極的に高校を訪問し、学生に世界が抱える問題やハビタットの取り組みを伝えたいです」と話します。

ハビタット・ジャパンでは、引き続き若者の育成の一環として、世界の現状含めハビタットの取り組む活動を題材に、講師派遣を実施していきます。お申し込み・お問い合わせはこちら(info@habitatjp.org)までご連絡ください。