半導体技術におけるグローバルなイノベーションリーダー日本エー・エス・エム株式会社(ASM)は、事業を展開する地域社会への貢献にも積極的に取り組む企業の一つです。2023年にハビタット・ジャパンとの協働を開始して以来、同社が本社を構える東京都多摩市周辺でハビタットが取り組む施設支援にご支援をお寄せくださるほか、社員の皆さんがボランティアとして継続的に活動に参加くださっています。今秋も延べ26名の社員の皆さんにご協力いただき、二つの福祉施設で環境整備活動に取り組みました。
9月下旬に実施した活動では、神奈川県の母子生活支援施設における環境整備の一環として、同社から集まった14名のボランティアと一緒に清掃活動に取り組みました。普段の掃除では手が届きにくい共用スペースの窓や網戸、ドアの埃を丁寧に取り除き、清潔で心地よい空間づくりにご協力いただきました。また、施設の子ども達を対象に月に一度開催されるイベントにもご協力いただき、同社が寄贈したSTEM教育キットを活用して、子どもたちと一緒に半導体の組み立て体験を行いました。子ども12名と大人6名が参加したこのイベントでは、「楽しかった!」という声があちこちから聞こえ、子どもたちの好奇心を育む貴重な時間となりました。
続いて11月15日には、クラフトルームの建築支援を終えた東京都町田市の児童養護施設「バット博士記念ホーム」で、12名のボランティアの方々にご協力をいただき、雑草の除去作業を行いました。特に敷地を囲むフェンス沿いには雑草が生い茂っていましたが、ボランティアの皆さんが声をかけ合いながら作業を進めてくださり、活動を終える頃には見違えるほどすっきりとした状態に整いました。
また、今回の活動では、ASMをはじめとしたパートナー企業の協力によって竣工を迎えた「クラフトルーム ノア」を直接ご覧いただく機会にもなりました。施設職員の林さんから、子どもたちがこのクラフトルームで、椅子づくりに取り組んでいるという話が紹介されると、「これからが楽しみですね」といった声もあがり、今後この空間で、子どもたちがどのような体験を重ねていくのか、期待がふくらむひとときとなりました。
施設支援プログラムへご支援くださるASMの皆さまに、心より感謝申し上げます。ハビタット・ジャパンは、今後も企業との連携を通じて、福祉施設の住環境改善に取り組んでまいります。
