9月20日、21日の2日間、全国の学生支部(CC:キャンパスチャプター)のメンバーが集う年に一度の全国学生研修会「JCC Festa 2025」を開催しました。
今年度の研修テーマは「Step into a New World. 〜点と点、線となり、世界を描く〜」です。このテーマには、本研修の企画から運営まで、実施にあたり尽力してくれた大学4年生が後輩たちへとつなげたい思いが込められています。「勇気ある一歩を踏み出すことが、新しい経験や成長につながる。同じ志を持つ全国の仲間との出会いが、新しい視点や価値観をもたらし、互いに刺激し合いながら、より大きな挑戦へと進む力になる。一人の行動は『点』に見えても、仲間の点とつながることで『線』となり、それが重なりあって『世界』という大きな形になる」、コロナ禍を乗り越え、自らの力で新しい一歩を踏み出してきた4年生だからこそ得た気づき、その気づきを後輩たちへとつなげるためにテーマが定められ、約5ヵ月間にわたりコンテンツの準備が進められてきました。そして迎えた研修当日、会場となった国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)には、日本全国から総勢約250名ものCCメンバーが集結しました。
全国の仲間との再会や新たな仲間との出会いに会場が盛り上がる中、研修一日目がスタート。CCとして活動する魅力の一つでもあるCC間のネットワークを深めるために、全国のCCを交えたチームを作り、アイスブレイクを実施しました。工夫を凝らしたコンテンツが用意され、互いを楽しみながら知る中で、初対面同士の緊張は徐々に和らいでいきました。そして、2つ目のコンテンツでは、チーム毎にCCの主活動である海外建築ボランティア「グローバル・ビレッジ(GV:Global Village)」をすごろく形式で模擬体験。GVに参加する中で触れる社会課題や問題にある背景を知り、GVで支援する国々や人々に関心を持つきっかけとなりました。夜の時間は、運営を担う大学4年生を交えて参加者との交流を図り、全国各地で活動する仲間との繋がりを楽しみました。
研修2日目は、本研修のテーマでもある「新たな世界を描く」を目指して、チームビルドの大切さを学び、チームで新しいことに挑戦することをゴールに設定したコンテンツを実施しました。GVに参加した学生の体験をもとに、GV活動中に起こり得るハプニングやトラブルに対して、チームとして一人ひとりの個性をどのように生かして乗り越えるのかを話し合いました。そして、最終コンテンツでは、それぞれのCCまたは同じ地域毎のCCがチームに分かれ、二日間の研修で学んだことを今後の活動にどう生かすか、新たなボランティア企画について考える時間を持ち研修を終えました。
参加者からは「GVやハビタットの取り組みについて知ることができて良かった。」「他のCCと関わることは価値観の共有になったので、このイベントで学んだことを自分の団体に持ち帰ってまた頑張りたい」との声が寄せられました。また、本イベントの運営に携わった大学4年生からは、「約5ヵ月間準備をしてきて大変な事も多かったが、参加者の『楽しかった』、『来てよかった』という声を聞いて頑張ってきてよかった。」との思いが語られました。
この2日間でCCメンバーが得た学びや新たな出会いが、GVをはじめ、CCによる新たな一歩として全国各地に広がるよう、ハビタット・ジャパンはこれからもキャンパス・チャプターと共に歩み続けます。