快晴に恵まれた4月19日(土)、キャンパスチャプター卒業生を対象とした同窓会「HOMECOMING DAY 2025」が5年ぶりに開催され、会場となった「パティア東京ベイサイド店」には、幅広い年代の若者が総勢50名近く集結しました。
日本のキャンパスチャプターの歴史は事務局よりも長く、1996年に遡ります。当日は、日本に最初のCCが設立されてから現在に至るまでの29年間の歴史をスライドショーで振り返ったほか、「ハビタットの自慢大会」をはじめ、ハビタットに関連したクイズやチャリティ抽選会など、現役の学生ボランティアに協力いただきながらさまざまなコンテンツを用意し、参加くださった卒業生の皆さんがハビタットでの活動を振り返るとともに、今のハビタットやキャンパスチャプターを知り、新たなつながりを作る機会となりました。
初開催となった「ハビタット自慢大会」や、現役学生による先輩へのインタビューでは、キャンパスチャプター時代を振り返りながら、当時の経験が今の自分にどう生かされているかをテーマに、たくさんの声をいただきました。今年大学を卒業し、大学院に進学した東條さんは、「グローバル・ビレッジへの参加がきっかけとなり途上国に関心を持つことができました。大学院ではラオス南部のコーヒー栽培で生計を立てている地域の持続可能な発展に向けた研究にあたることにしました」と話されたほか、学生時代にプロジェクトホームワークス(PHW)に参加された村山さんは「PHWのボランティア経験が職業の選択に影響を与えました。日常では気づかない社会課題を広く社会に伝えたいと思い、転職の際に記者の道に進むことにしました」といった声があがるなど、一人が口を開くと、次々とそれぞれのストーリーが発表され、ハビタットのキャンパスチャプターメンバーとして取り組んだ活動が、”今”に生かされていることを共有しあう機会となりました。
コロナ禍以降顕著となっている円安、そして物価高騰は、キャンパスチャプターの一員として取り組む学生たちにとって、海外で家を建てるボランティア「グローバル・ビレッジ(GV)」に参加する上での大きな障壁となっています。また、こうした障壁は、ハビタットにとって、息の長い住まいの支援に参加する若者の育成を目指したユースプログラムにおいて課題となっています。本イベントでは、参加くださった皆さんにキャンパスチャプターとして活動した学生時代と今のつながりを再確認いただくことで、ハビタットが取り組むユースプログラムへの支援、そして後輩たちへの支援をお願いする機会となりました。
参加くださった卒業生の皆さんをはじめ、本イベントを機にマンスリーサポーターに登録くださった皆さま、ユースプログラムをご支援くださりありがとうございました。また、本イベントの開催にあたり、ハビタット賛助会員である野原グループ株式会社には活動支援の一環として「パティア東京ベイサイド店」を会場提供いただきました。改めて、野原グループ株式会社の皆さまに心よりお礼申し上げます。