10月19、20日の2日間にわたり、全国の学生支部「キャンパスチャプター(CC)」のメンバーが一堂に結集し、全国学生研修会「JCC Festa 2024」を開催しました。御殿場市にある「国立中央青少年交流の家」での開催は5年ぶりです。北は北海道から、西は熊本まで、キャンパスチャプターの一員としてハビタットの活動に取り組む全国の大学約300人が集結しました。
今年度のテーマは「Together We Build」。このテーマには、本イベントの運営と企画を担ってきた42名の大学4年生から、次代を継承する後輩たちへの思いが込められています。それは、ハビタットの理念「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」の実現に向け、今も住まいの支援を必要としている日本・世界の人々の立場に立って考え、仲間と共に立ち上がり、行動することによって、学生であっても「誰かのためになれる」ということを伝えることです。
研修1日目、全国から続々と集まってくるメンバーとの1年ぶりの再会に、笑顔溢れるスタートとなりました。グループに分かれ、自然に囲われた施設内を散策しながらミッションをクリアしていくアイスブレイクを通じて、初めて顔を合わせる人とも打ち解けていきました。その後のプログラムでは、CC内の主活動として、多くの先輩たちによって引き繋がれ、支援を継続してきた海外建築ボランティア「グローバル・ビレッジ(GV:Global Village) について、GVに参加した学生から、支援する家のオーナー家族と言葉を越えて通じ合えた体験や、多様な価値観に触れられた体験について語られ、本プログラムの意義を感じる機会となりました。
研修2日目は、参加者自身がキャンパスチャプターに入ったきっかけや学生生活での目標をグループで共有しながら、自分が、同じ思いを持った仲間とチームになって行動することで、どのように地域・社会・世界に貢献することができるのかを考え、自分たちが所属するキャンパスチャプターでの今後の具体的な行動計画を立てていきました。参加した学生からは「自分次第で、できることがこんなにも多くあるのだと気づくことができた」「同じ目標に向かって頑張っている仲間が全国にたくさんいることがわかり、刺激を受けた」といった声が聞かれました。
この2日間を通して得た学びを、参加した学生たちが自分たちの所属するキャンパスチャプターに戻った後、それぞれのコミュニティ活動の実践にどのように活かしていくのか、若き学生たちの今後の活躍が期待されます。