事業所向け通販サービスを展開するアスクル株式会社と消臭芳香剤等の生活日用品を製造・販売するエステー株式会社と協働し、カンボジアで取り組む水・衛生支援プロジェクトを始動しました。
未だ世界には、20億人もの人々が安全な飲み水へのアクセスを欠き、トイレといった衛生設備が整わない人々は世界人口の半数に上ると言われ、そのうち約6億7千万人が未だ屋外排泄を余儀なくされています。ハビタットは住まいを整える一環として、支援地域における水と衛生支援にも取り組んでいます。その一つがカンボジアです。
カンボジアは、最貧困層の10人に8人は屋外で排泄する状況にあります。屋外排泄は、水や土壌を汚染し、その周辺に暮らす子どもや家族の健康を危険にさらす可能性がある社会課題です。また、3人に1人は、安全な水にアクセスできず、こうした現状は、小学校にも及んでいます。カンボジアの10校に7校は水洗設備が十分に整っていません。 そこで、アスクル株式会社とエステー株式会社との協働のもと、ハビタット・ジャパンは、2023年10月までにシェムリアップ郊外にある小学校で安全な水にアクセスできる手洗い場の設置を支援するほか、同校の既存のトイレを改修し、障がいのある児童も利用できるトイレの改修を目指します。また、これらの学校に通う子ども達の衛生意識を高め、新型コロナウイルスの蔓延予防に繋げるために、衛生教育を実施すると共に、衛生キットの配布を予定しています。
本支援は、「空気や水の環境を考えるプロジェクト」を通じて、エステー株式会社が製造し、アスクル株式会社が販売するオリジナル商品のトイレ用・ルーム用消臭剤における売り上げの一部が支援金としてハビタットに寄せられます。安全な水とトイレへのアクセスは健全な生活を営む上で欠かせない生活基盤です。ハビタットの支援につながる商品のご購入(こちら)を通じて、カンボジアの子ども達の健康を守れるよう、水と衛生支援をお支えください。
◆支援対象校の校長インタビュー動画はこちらよりご覧ください(ご視聴の際は、再生設定より、字幕をオンにさえると日本語字幕が表示されます)