神奈川県相模原市に大規模な物流施設「ALFALINK(アルファリンク)」を構える物流不動産のプロフェッショナル、日本GLP株式会社(以下、日本GLP)と協働し、新たな地域貢献活動が実現しました。アルファリンクは、災害時には地域との連携により避難所になるような地域に開かれた物流拠点であり、施設内のカフェテリアや運動場は物流関係者だけでなく、地域住民も利用できるほか、地域の自治会と連携し住民のための催しを開催するなどしています。こうした同社の強みを生かして、9月、同県内にある児童福祉施設に暮らす母子をアルファリンクに招いて、コロナ禍、機会が減ってしまった夏祭りを企画、開催しました。
お天気に恵まれた9月上旬、日本GLPから社員ボランティア17名と、本企画の立案から実施までをサポートしてくれた青山学院大学のキャンパスチャプターに所属する全12名の学生ボランティアがアルファリンクに集まり、母子20名を迎え入れました。
施設に到着した子ども達は、一様に緊張の面持ちでした。母子を6つのグループにわけ、日本GLPのボランティアと学生ボランティアが1名ずつグループに同行し、各ブースを回ります。お祭りが開始された直後は母親の側にぴったりと付いてまわっていた子ども達ですが、次第に緊張がほぐれ、お兄さんやお姉さんと手をつなぐ姿や、「ミッションクリア!」と喜ぶ姿が見られるなど、子どもらしい様子を取り戻し、日常と異なる一時を楽しんでいるようでした。
好きなキャラクターを選んでお面づくり
クイズマンが各ブースで子どもたちをお出迎え
何点とれるかな、魚釣りコーナー
2時間のお祭りはあっという間に過ぎ去り、お別れの会では、日本GLPの皆さんからお子さんたちにお土産が手渡されました。親子が送迎のバスに乗り込むと、どの子どもたちもボランティアスタッフとの別れを惜しみ、最後までバスの車内からボランティアに手を振り、またボランティアも子ども達の思いに応え手を振り続けていました。
日本GLPの執行役員で、ボランティアとして参加された津谷佳成さんは「またこうした企画をご一緒できればと思います」と感想を寄せてくださいました。日本GLPは本夏祭り企画の実施に加え、今回のイベントで迎えた母子が暮らす児童福祉施設内で設置を予定する共用階段部分の転落防止ネットにご支援をお寄せくださっています。ハビタットは、施設修繕へのご支援を通じて、ご支援くださる皆さまにボランティアとして活動頂く機会を創出することで、息の長い支援を目指しています。