アメリカ合衆国に本拠を置く世界最大の玩具メーカー、マテル社は、同社の玩具ブランド「バービー」が暮らすドリームハウスの発売60周年を記念し、住まいの問題に取り組むハビタット・フォー・ヒューマニティの各国の活動にご支援をお寄せくださっています。その日本法人であるマテル・インターナショナル株式会社は、修繕支援へのご支援に加え、同社の社員総勢17名が子どもたちの居場所となる全3施設の環境整備にボランティアとしてご参加くださったほか、同社の玩具のご寄贈と、児童養護施設ではドリームハウスの組み立てもご協力くださいました。

ボランティアとしてご参加いただいたのは、同社が支援をお寄せくださった神奈川県の児童養護施設に加え、養育環境に課題のある家庭に育つ子どもたちが放課後に利用できる横浜市にある二つの施設です。施設の一つは、子ども達が遊べる庭が敷地内にあるものの、草木の管理までスタッフの手が回らず、夏を目前に成長した草木が生い茂っていました。「お庭が整理できたら、子どもたちとスイカ割りをしたいです」そう話す施設スタッフの声を受け、環境整備に5名のボランティアに参加いただきました。活動当日は、時折雨が降る、蒸し暑い日でしたが、子ども達の喜ぶ姿を想像したボランティアの皆さんはやる気に満ち溢れていました。施設スタッフの皆さんも総出で活動に加わり、活動を終える頃には、草木が生い茂る庭が生まれ変わり、共に汗を流したボランティアの皆さん、施設スタッフの皆さんで、大きな喜びを分かちあいました。

マテル・インターナショナルでは、社内に「子ども達に笑顔を」とスローガンが貼られているそうです。参加されたあるボランティアの方は、「寄付やおもちゃの寄贈以外に子ども達を笑顔にできる活動に関わることができ、とても有意義な時間になりました」と感想を寄せてくださいました。マテル・インターナショナルの皆さま、修繕支援へのご支援とボランティア活動へのご参加、本当にありがとうございました。