ハビタット・ジャパンのスタッフ2名が21日、熊本地震の被災地に入りました。
その日は地震の発生から初めてとなる大雨。スタッフも足を阻まれましたが、なんとか夜には熊本市に入ることができました。早速、同市で支援団体を中心に開かれているミーティングに参加。各地での被害状況、ニーズ、支援団体の活動について情報を収集しました。翌22日、震度7の激しい揺れを観測し、甚大な家屋被害を受けた熊本県益城町、西原村を中心にニーズ調査を実施しました。
益城町では、21日からボランティアセンターが立ち上がったこともあり、スタッフが現地に行くと多くのボランティアが見受けられました。一方、西原村は、ボランティアセンターの立ち上げのみならず、被災した家屋の被害状況を診断する応急診断も人員が足りないことからやっと着手し始められた状況でした。
西原村では、物資支援は行き届き、生活に必要な物資はみなさんが工夫して遠回りしながら運んでいるとのことで、孤立した集落はありませんでした。しかしながら、断水が続いているため早急なインフラの回復が望まれます。一方、家屋被害は甚大で、村の全2,600世帯の内、約6割の家屋が被害を受けています。今もなお応急診断が続けられていることから、24日現在、約1,400名の方が計15箇所の避難所、また車中などでの避難生活を余儀なくされています。
ハビタットは、九州を拠点にハビタット・ジャパンの活動に参加する学生支部(キャンパスチャプター)のメンバーを中心に、瓦礫撤去や家屋の片付けなどを通して住まい問題にあたると共に、家屋被害を受けた方の住宅再建に向けた支援を検討しています。
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【熊本地震 第1報】現地からの報告(1)
2016/04/25