ハビタット・ジャパンは、ゴールドマン・サックスの社員ボランティアプログラムであるコミュニティ・チームワークス(CTW)に参加しました。2012年、岩手県大船渡市の仮設商店街での建築活動、2013年、神奈川県大磯市での子どものホスピス施設修繕支援活動に続き、CTW参加は本年で3回目となります。
本年の活動は、従来のハビタット住居支援ボランティアではなく、ハビタットの活動に取り組む学生支部(Campus Chapter:CC)のリーダー養成を支援するという、プロボノボランティアとなりました。プロボノとは、職業上得た知識やスキルを社会貢献に活かす支援のことで、学生たちは彼らの活動のひとつである、ファンドレイジング活動について、金融の専門家であるゴールドマン・サックス社員の助言を得るとともに、プレゼンテーションのスキルも学びました。
7月12日、関東の大学に通う学生を中心に、遠くは関西や大分から参加した学生46名が、ゴールドマン・サックス東京オフィスに集結しました。ゴールドマン・サックス社員ボランティアも併せ、総勢70名が8チームに分かれて、どのようにしたら、貧困住居問題を広く社会に伝えながら、募金活動を行えるか、自由にディスカッションを行いました。また話し合いを元に、各チームは、スライドショーや寸劇など様々な表現方法を用いてプレゼンテーションを行いました。そして最後に、CTWボランティアが、各チームの採点結果をもとに、学生の今後の活動につながるよう、講評を行いました。
今回46名の学生リーダーとして、企画の段階から参加した、青山学院大学Shanti Shanti国際ボランティア愛好会の喜多研斗さんは、とても有意義な経験ができたと語ります。「学生が普段絶対交流することのない、社会人の方にアドバイスをいただく機会を通じ、たくさんのことを学びました。学生同士で話していた何気無い発言に注目して、そのことを活かしていく方法を具体的に教えてくださいました。特に、ファンドレイジングの企画においては、企画内容が実行可能なのか、またその結果どれだけの支援を海外の建築活動に活かせるのか等、今後に活かせるような企画の進め方を教えていただきました。」
CTWボランティアでチームキャプテンを務めた、ハーゲスハイマー勇気さんは、「学生と一緒に取り組むCTWボランティは初めてで、とても新鮮でした。どのように情報を伝えたら、より多くの方にハビタットの取り組む貧困住居問題を伝えていくことができるかを考え、議論する彼らの姿を見て、社会人になってから考えていなかったような、学生ならではの枠にとらわれない自由な発想に、刺激を受けました。彼らがこれから先、社会人として活躍する時がきても、今彼らが持っている情熱を忘れずに、社会貢献に努めていってほしいと思います」と語りました。
多くの学生からは、プレゼンを作るのは難しかったが、参加してよかった、これからの活動に活かしたいという感想が寄せられています。また、当日上がった企画を実行に移すべく、学生参加者の有志によるグループが結成されました。ハビタット・ジャパンは、これからも、自由な発想で社会貢献に取り組もうとする学生たちをサポートしていきます。
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ハビタット・ジャパンでは、私たちの若者育成を通じた社会貢献活動に、自社の知識や技術を活かしてご協力いただける企業パートナーを募集しています。CSR活動の一環としてご賛同いただける方がおられましたら、お気軽にコミュニケーション事業部(03-5579-2553、info@habitatjp.org)までご連絡ください。