令和2年を迎えて間もなく一ヵ月、50キャンパス目となるキャンパスャプターが福岡女学院看護大学に誕生しました。

ハビタットのキャンパスチャプターとして活動する魅力の一つが、同じ志をもつ若者同士のネットワーキングです。所属するチャプターの活動に加えて、各チャプターの代表陣からなる「Japan Campus Chapter(JCC)」が組織されています。JCCでは、キャンパスの垣根を越えたチャプター間の連携を目指し、年に数回、合同合宿や交流会を企画するほか、更なる若者の巻き込みを目指して、ボランティアやイベントの実施などにも取り組んでいます。こうしたJCCの活動から生まれた企画の一つが、ボランティアチーム「Step to Peace(STP)」です。

一人でも多くの若者に世界の現状を知ってもらいたい、そして世界のために一歩を踏み出してほしい、そんなチャプターメンバーの思いが込められ、2011年に「STP」企画がJCCの間で発案されました。2012年にチャプターメンバーがコアリーダーを務め、STPチームとして海外建築ボランティア「グローバル・ビレッジ(GV)」に初参加。以来、年に一度、一般学生を対象にSTPチームが発足され、新たな若者を巻き込み、キャンパスチャプターの広がりを後押ししています。

50チャプター目となった福岡女学院看護大学で、STP参加後チャプター発足に尽力した代表の金澤さんに、キャンパスチャプター設立への思い、意気込みを伺いました。

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◎STPチームに参加した動機はなんですか?
ボランティアにはもともとそんなに興味があったわけではありませんでした。でも、大学にはいり、自分の自由な時間が増えたとき、漠然と"何かしたい"という想いが湧いてきました。けれど、その何かを見つけることができずにいました。そんな時に友人がSTPを紹介してくれました。その友人も以前STPに参加していて、話してくれる姿がとてもキラキラして、格好良くて、こんな風になりたいと思ったのが参加へのきっかけでした。

◎キャンパスチャプターを大学に作ろうと思った背景は?
STPに参加したことで、自分の生きてきた世界の狭さを知りました。私が学校の資料集めでみたあの国の現状、観光地じゃない外国、違う国や違う地域で育った人の考え方、ボランティアという活動について…。知らなかったことを自分の目で見ること、感じること、行動すること、の楽しさを自分の大学の人にも知って欲しいという思いと、私自身がもっといろんな人と関わりたいという思いを持ち、チャプターの設立を目指しました。

◎キャンパスチャプター設立にあたり挑戦したこと、達成したことは何ですか?
学校の認可を得ることと、メンバーを集めることが挑戦でした。看護大学なので、授業や実習、課題など、時間の制限が多く、その中でハビタットの活動に興味を持ってくれる人を見つけるのが大変でしたが、学校にも許可を頂き、賛同してくれるメンバーも集めることができました。団体としてはまだまだ安定していないので、団体としての基盤作りを頑張りたいと思います。

◎ キャンパスチャプター代表として、今後の抱負は?
「九州にもっと活気を!」。やっぱり本州に比べたらチャプターの数も少ないし、この活動の認知度も低いです。私たちの活動を通して、九州の輪をもっと広げたいです!そして何より、看護の単科大学で課題に追われるだけで4年間を終える人が多いこの大学を変えていきたいです。

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今夏のGV参加を目指して、STPのコアメンバーも一新、新体制にてチームが始動しました。目標は、一般学生を巻き込み、総勢80名での活動を予定しています。金澤さんのように、あなたもこの夏、新しい世界に出会ってみませんか。STPへの問い合わせはこちらをご覧ください。