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【広島 第6報】現地からの報告(4)

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広島市で活動するハビタット・ジャパンの学生支部(キャンパスチャプター)Groo'veは、広島土砂災害の発生直後から、ハビタット・ジャパンと連携し、支援活動を行っています。Groo'veには、被災したメンバーや、友人や知人が被災しているメンバーが多くいます。住居の大切さを訴えるハビタット・ジャパンの一員として、そして広島在住の学生として、どのような支援をしていけば良いのか模索する彼らは、日々ミーティングを開いて議論しながら、現地での支援活動を行っています。ハビタット・ジャパンは、東北復興支援に従事してきたスタッフを派遣し、被災地支援のノウハウを伝えることで、学生支部による被災者支援活動の態勢をサポートしています。

8月27日(水)、Groo'veのメンバーは、安佐北(あさきた)区の災害ボランティアセンターを通して、支援活動に参加しました。学生達は、雨が降る中、地元の工場に流れ落ちた土砂と石垣を、スコップや一輪車を使って撤去する作業に従事しました。土砂には、石垣の石が混ざっていたため、スコップも入りづらく、ときに手作業となりました。また、大きな石を運ぶなど、力が必要な場面もありました。

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ボランティア活動に参加した藤本春香さんは、一つ一つの作業を積極的に、そして丁寧に行うよう心掛けました。そして、一日では撤去作業が終わらなかったことから、「地道に継続していくことが大切なんだと感じました」と作業を振り返りました。


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今回、はじめて大きな災害を経験したという藤本さん、「どのような態度や姿勢でボランティア活動に取り組んだら良いのだろう」と悩んだそうです。しかし、被災した方々と一緒に作業に取り組むうちに、「感謝の言葉や優しさにたくさん触れ、私は、今、自分にできることを精一杯やろう、と思えるようになりました」と話してくれました。

藤本さんは、これから、自身が「体験したこと、見たこと、感じたこと」を多くの人と共有したい、そして長期的に支援に携わっていきたい、と願っています。



現地で調査を行ったハビタット・ジャパンのスタッフは、これからの課題について「被害が局地的であることから、土砂の撤去や不明者の捜索が一段落すると関心が薄まり、必要な支援を得られないまま取り残されてしまう人たちが出てくることが懸念されます。」と言います。
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ハビタット・ジャパンは、今後、学生支部へのサポートを通して、広島土砂災害被災者のための支援に取り組んでまいります。

支援活動のため、募金にご協力いただき、ありがとうございました。皆様に頂いた温かいご支援のおかげで、学生が安全にかつ効率的にボランティア活動に参加出来るよう、スコップやシャベルなどの道具や、防塵マスク、軍手や長靴などの安全装備を手配することができました。支援活動募金は、引き続き、こちらで受け付けております。皆様の温かいご協力、よろしくお願いいたします。


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