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【東北支援 第108報】岩手県大船渡市:個人世帯へのソーラーパネル設置開始

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20130531 1.JPGハビタット・ジャパンは、日本ヒルティ株式会社(本社、神奈川県横浜市)の協力を得て実施する「太陽光発電システム設置支援事業」の第一期事業として、岩手県大船渡市の個人世帯にソーラーパネルの設置を開始しました。
  
第一期事業は、被災した世帯のうち、特に経済的支援が必要とされる、重度の障がい者を抱える世帯13家族を対象に、2-3kWのソーラーパネルを自宅の屋根に設置するものです。5月30日(木)には、第一軒目への設置が完了しました。
  
最初の設置工事が行われた葉澤さんの世帯は、足が不自由なご本人と、過去に発症したくも膜下出血の後遺症を持つ弟の二人暮らし。津波により自宅が全壊し、仮設住宅での生活を強いられていましたが、昨年、ハビタット・ジャパンの修繕費補助事業により、修繕費用の一部助成を受け、木造のご自宅一階部分の修繕を行いました。それでもまだ被災地の状況は厳しく、安定した仕事を見つけることが困難な状況だったこともあり、今回の支援が決定、準備を進めてきました。現在では、新しい就職先も決まり、生活を立て直していく転機を迎える葉澤さん一家。太陽光発電により家計が助かる分、金銭的な負担も軽減します。
  
20130531 2.JPG今回の支援を受けて葉澤さんは、「『ありがたい』の一言に尽きます。ソーラーパネルの設置を以前からやりたいと思っていましたが、費用が高額なのに加えて、元を取るまでの期間が長くかかることから設置を諦めていました。しかし、今回の支援によって、生活を取り戻す一歩を進められ、将来への希望がつながった思いです」と笑顔を見せました。
  
ソーラーパネルの設置工事は、株式会社東日本ソラナ(本社、岩手県盛岡市)が行います。同社の代表取締役である腹子久人氏のご実家も津波により全壊しました。本支援事業への参画にあたり、「岩手県沿岸がふるさとである者として、今回の支援事業に力添えできることをとてもうれしく思っています。震災後、太陽光発電の必要性が高まっているなか、このような形で被災地に貢献できることを光栄に思います」と、腹子氏は復興への熱い想いを語りました。
  
  
◆関連ページ
2013.06.04 Environmental Protection
2013.06.03 RENEWABLE ENERGY WORLD.COM ※読者からコメントもいただいています
2013.06.03 Clean Energy
2013.05.31 東海新報
2013.05.31 THOMAS REUTERS (ロイター通信) alertnet
2013.05.31 Environmental Protection
2013.05.31 Eco-Business
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2013.05.31 Japan Daily Press
2013.05.31 Habitat for Humanity Launches Solar Project to Support Disaster-Affected Families in Ofunato
2012.11.23 【東北支援 第91報】 ソーラー発電支援プロジェクト開始

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