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活動報告・お知らせ
【東北支援 第100報】 震災から2年：「住まいを、コミュニティを築く」
東日本大震災から、2013年3月11日で2年。災害発生直後から支援活動を始めたハビタット・ジャパンは、1周年を迎えた2012年も、東北での復興支援事業を積極的に推進してきました。
翌2012年も、被災地での支援活動を積極的に推進してきました。そんな中で私たちが再認識したことは、帰る場所である「家」がある大切さ。そして仲間が集うコミュニティの大切さです。そうして地元の皆さんと共に復興を目指し、震災を乗り越える希望を築いてまいります。
住まいのニーズ、高まる
被災地のニーズは変化しています。この1年を振り返ると、緊急支援としてがれき撤去や、生活物資が第一に必要とされた初年と比べ、住まいや公共スペースを整える支援への要望が、より多くの被災家族や自治体などから寄せられるようになりました。現在、暮らしている仮設住宅の環境を安全で快適なものにすること、あるいは、戻る時期を迎えたかつての家を修繕することなどです。これはまさに、ハビタットの得意分野。この1年は、ハビタットが世界で続けてきた、誰もが安心して安全に暮らせる住まいを通じてコミュニティを築くという支援を、いよいよ東北でも本格的に実施した年でした。
住まいやコミュニティの支援と言っても、そのニーズは多岐にわたりました。例えば、自宅に戻るためには、被災した家を修繕する必要がありました。また、仮設住宅では一世帯あたりのスペースが限られるため、個人の荷物を置いておける物置が必要になっていましたし、洗濯物を安全な姿勢で干せるよう、縁台があれば安心という声がありました。漁師の方々は仕事を続けるために、道具を保管する小屋を求めていましたし、地元地域からは失われてしまった公民館を再建したいという希望、また親御さん方からは、通学する子供たちを守るために屋根つきのバス停を作って欲しいとの要望も寄せられました。震災2年目の昨年は、ハビタットの専門性を生かし、多くのボランティアの皆さんと、こうしたニーズに応えていきました。
| ハビタット・ストーリー ※ハビタット・ジャパンにご協力いただいた方のお話は、お名前をクリックしてお読みいただけます。 | |
ホームパートナー ≪及川宗夫さん≫  | ボランティア ≪小松沙耶さん（写真右）≫ |
2013年、より長期的な復興を目指して
| ハビタットは2013年、太陽光発電システムを活用した支援事業「ひまわりプロジェクト」を本格化。 修繕した家に戻った人々が生活を再開するためには、家計の助けとなる収入を確保が重要です。まずは、一般家庭に比べて医療費など生活費の高い重度障害者を持つ世帯を支援します。 また長期的な復興には、コミュニティの再生が不可欠。個人宅支援の次には、避難所指定の公共施設に太陽光発電システムを設置することで有事に備えます。さらに日々の発電による収入はその場所に住む人々が地域の再生計画立案と実施を支えるための資金として活用します。 引き続き、ご支援・ご協力をお願いいたします 現在までに、多くの皆さまからご支援・ご協力を頂きましたこと、深く感謝申し上げます。ハビタット・ジャパンでは、これからも復興へ向けた支援を継続して参ります。引き続き、皆様のご理解・ご協力を頂ければ幸いです。 ※東北ボランティア・支援金も引き続き受付中です。ご協力お願いいたします！ | ハビタット・インターナショナルCEO ジョナサン・レックフォードよりご挨拶 |
ハウスサポーターとして、継続的な支援にご協力ください
ハウスサポーターとは、ハビタット・ジャパンを通じて、日本や世界で貧困、災害、紛争など様々な理由により劣悪な環境で暮らす人々が、人間らしい生活のできる住まいを手に入れるための支援を行う人のことを言います。これからも、東北地域に寄り添った活動をしていくハビタット・ジャパンを、ハウスサポーターとして支えてください。
※詳細はこちらのホームページにて、ご確認ください。
◆関連ページ
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2012.03.12 【東北支援 第49報】3.11メモリアル式典開催、2012年の活動内容を発表
