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活動報告・お知らせ
【スリランカ北部 第17報】安心して暮らせる家の完成に向けて
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よく晴れた日が続く中、北部マナー県のワッタカンダル村では、4月に始まった15軒のコアハウス建築が順調に進んでいます。
ホームオーナーの1人カーリヤマ(Kaliyammah)さんは、内戦後に建てたシェルターに住んで3年が経ちますが、度重なる豪雨や暴風によってドアは老朽化、施錠もままならない状態に加え、基礎部分に十分な高さがないため、雨が降る度に浸水する有り様でした。夫を亡くし、女性1人で生活するカーリヤマさんにはシェルターを修理するための蓄えもなく、これまで劣悪な環境下で忍耐を強いられていました。
「ぼろぼろになったカジャン(椰子の葉)の壁には、人が入れるほどの大きな隙間ができていました。新しくカジャンを取り付けるための十分な収入がなく、放っておくしかなかったのです」と振り返るカーリヤマさんは、建築を手伝いに来た娘夫婦と共に、スウェットエクイティに励んでいます。「この家なら安心して生活できます。最後までスウェットエクイティ作業に参加し建築作業に貢献しながら、家族と共に完成の日を心待ちにしています」。
ハビタットのコアハウスは、高さのあるしっかりした土台と丈夫なセメントブロックの壁、通気性のある瓦屋根だけでなく、女性一人の世帯や高齢者世帯も安心して暮らせるよう、窓に鉄格子を入れ、安全面にも十分配慮しています。現在、全15世帯で屋根までの建築作業を終え、今後は窓ガラスや鉄格子のはめ込み、トイレ部分の仕上げなどを行う予定です。
◆支援状況/現地リポート
2012.05.01 【北部 第16報】ホームオーナーストーリー(2)
2012.05.01 【北部 第15報】新たに15軒の建築を開始、社会的弱者を支援
2012.04.19 【北部 第14報】ホームオーナーストーリー(1)
2012.03.23 【北部 第13報】住居完成セレモニー開催、村では電気の開通も
2012.03.01 【北部 第12報】85軒目が完成!新たなスタートラインへ
2012.01.31 【北部 第11報】紛争帰還民の現在(3)
2012.12.19 【北部 第10報】ニラセネ村、ハビタットハウスでの新生活
2011.12.12 【北部 第9報】雨続きで作業困難も、現場で育つコミュニティの絆
2011.10.26 【北部 第8報】建築作業が本格化、住民も積極的に参加
2011.09.19 【北部 第7報】DOORS OF HOPE:100軒完成を目指して
2011.09.01 【北部 第6報】ホームオーナー入居開始!希望のドアを叩いて
2011.07.21 【北部 第5報】15軒目が完成!それぞれの未来に向かって
2011.07.16 【東部 第3報】住居修繕キット配布完了、約1,000人を支援
2011.06.26 【北部 第4報】紛争帰還民の現在(2)
2011.06.25 【北部 第3報】紛争帰還民の現在(1)
2011.06.18 【北部 第2報】自分で未来「建て」直す!スウェット・エクイティ
2011.05.16 【東部 第2報】ニーズを再調査、住居修繕キットをアップグレード
2011.05.16 【北部 第1報】紛争帰還民支援、ホームオーナー選定を実施
2011.05.02 【東部 第1報】水害被災者への住居修繕・シェルター支援を開始
2011.04.18 【スリランカ】紛争/水害被災者支援がスタート!支援募金受付開始