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活動報告・お知らせ
2011夏「タイの家族と一緒に家を建てる8日間」第二陣活動終了!
9月5日、ハビタットが「地球の歩き方」とコラボする一般募集チーム「Japan Hope Builders」の今夏2チーム目(全2チーム)がタイの首都バンコク郊外での活動を終了しました(※1)。
メンバーは、大学生21名、社会人1名の計22人。Japan Hope Buildersとしては、これまでで最も人数の多いチームとなりました。1チーム目と同様、雨期の中でのワークでしたが、幸いにも活動中は天候に恵まれ、またメンバーも各自が自分の役割や持ち味を意識してチームワークを発揮、当初予定していた作業工程を終えることができました。
今回チームが支援したホームオーナーのパカポーンさんは、一人娘を持つシングルマザー。これまでは彼女の兄弟の家で居候、10人という大所帯でなんとか生活していました。彼女は、娘と二人でもっとプライバシーがあって安心して暮らせる家を建てたいと願っていましたが、それは容易なことではなく半ば諦めかけていました。そんな時、ハビタットの存在を知ってさっそく支援を申請、待ちに待った結果、ようやくこの日を迎えました。彼女は持病を抱えていましたが、少しでも自分の思いも一緒に乗せて建てたいと、可能な限りチームと共に作業をしようと努める姿が印象的でした。
最終日、完成を祝う家の贈呈式では、パカポーンさんが、「家を持つことは私の夢でした。その夢を現実にするお手伝いをしてくれて心から感謝しています。皆さんが毎日暑い中で頑張っている姿を見てたくさんの元気をもらいました。本当にありがとう」とメッセージを送り、全員に手作りのリボンの花をプレゼントしてくれました。メンバーは、最初はただ単に家を建てに来たつもりが、実は自分たちの行ってきた作業がホームオーナーはじめ多くの人々との絆を生み、家という建物以上のものを築き上げたことを、その短くも思いが込められたメッセージから感じ取っていたようでした。
メンバーの一人は、「初日、すべてが一からのスタートで、本当にここには何もなかったけど、今こうして完成した家を見ると、土台も、壁も出来て、言葉にできない達成感でいっぱいですね。この家で、これからホームオーナーさんの素敵な生活がずっと守られるといいな」と語っていました。
◆活動風景
【初日】田園に囲まれた建築サイト、女子総動員の鉄筋組み、男子はシャベルで土ならし、重労働のセメント作り!
【2-3日目】声を掛け合って砂運びリレー、一つ一つ思いを込めて丁寧に壁作り
【4-5日目】トイレの穴掘り作業、壁作りもラストスパート!、ハビタットハウス完成!チームへ感謝状贈呈
(※1) 今回の「Japan Hope Builders」第二陣による活動は、ILBS国際福祉協会からの支援をベースに、日本人チームが現地で家を建てる「ジャパンプロジェクト」として実現しました。ご支援頂きましたILBS国際福祉協会の皆様には厚く御礼申し上げます。
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★次回募集について:来春もタイでの活動を予定。詳細が決まり次第、HPにてご案内します(11月以降を予定)。普段は個人で参加するのが難しいハビタットの海外住居建築活動。ご参加お待ちしています!
★バックナンバー(過去の活動リポート)
≫2011夏 Japan Hope Builders 11-2
≫2011春 Japan Hope Builders 11-1
≫2010夏 Japan Hope Builders 10-3
≫2010春 Japan Hope Builders 10-2
≫2010春 Japan Hope Builders 10-1
≫2009夏 Japan Hope Builders 09-2
≫2009夏 Japan Hope Builders 09-1