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ハビタット・ジャパン初!!企業チームがタイでの住居建築活動に参加

ハビタット・ジャパンにとって、初めての企業チームが、タイ北部のチェンマイで住居建築活動に参加しました。今回参加したのは、プルデンシャル・リアルエステート・インベスターズ(本社:アメリカ)の日本支社とシンガポール支社の社員をはじめとする17名で結成したPREIチーム。チェンマイでの社員研修を予定していたPREIチームは、住居建築活動に参加するために研修の数日前に現地入りしました。
 
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建築活動が3日間と限られているPREIチームのために、「3日間で1軒を建て終わるように」と現地の大工さん達がPREIチーム到着前に、土台をほぼ完成しておいてくれました。この3日間のPREIチームの作業は、セメント作り、土砂や石、セメントのバケツリレー、壁作りのためのブロック積み、汚水処理タンクのための穴掘りとなりました。
 
今回のホームパートナー(ハビタットの家を買う人)はWandee Sangpayoongさん。Wandeeさんと彼女の家族は、窓もない、木で出来た壁さえ腐って崩れ落ちている家に住んでいました。十分な寝室・スペースがないので、29歳になる息子Noppondは、毎晩リビングで眠り、18歳になる娘Wanwisaさんは夜になると近所に住んでいる親戚の家に寝泊りに行っていました。家政婦として働くWandeeさん、大工として働く夫のSomnuekさんの収入は、合わせて7500バーツ(US$244)。そのような状況の中、Wandeeさんは自分の能力で支払うことの出来る、十分なスペースのある家で、家族がそろって暮らすことを夢見てハビタットに申し込みました。その夢を叶えるお手伝いをすることになったチームが、PREIチームでした。
 
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Somnuekさんは3日間仕事を休み、毎日PREIチームとの建築作業に加わりました。Wandeeさんや家族の評判はとてもよく、友人達や近所に住んでいる多くの大工さんたちがWandeeさんたちのためにボランティアで建築に参加してくれました。
 
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今回のGVに参加した福井 幸輝さんは「このチームを支えてくれたハビタットのスタッフや現地の人たちと一緒に働けて楽しい時間をすごすことが出来ました。すっかり元の生活に戻りましたが、この経験は一生忘れられません」とハビタット・ジャパンへメッセージを送ってくれました。また、同社の武居 花名さんは、「このGVを通して日本支社のみならず、シンガポール支社メンバーとも交流を深めることができました」と話していました。
 
今回のチームリーダーであるAdrian Chuaさん(Round Hill Capital Partners社)は、「参加した全員がとても楽しんでいたし、それ以上に大切なのは、この経験がとても充実していて満足できたことだ」とメッセージをいただきました。
 
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Wandeeさんは、娘のWanwisaさんが高校を卒業後に大学に進学することを希望しています。そのため、これからかかる教育費はさらに高くなりますが、その一方でPREIチームとハビタットのおかげで「安全で丈夫な家に住むことが出来る」「安心して暮らすことが出来る」という安心を得ることが出来ました。
 
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12月2日(火)の「ハビ人集会」では、PREIチームメンバーによる活動報告を予定しています。ご友人、ご家族をお誘いの上、是非ご参加ください。(次回のハビ人集会に関する詳細は、後日ハビタット・ジャパンのHPにてご案内予定です。)
 
 
【プルデンシャル・リアルエステート・インベスターズについて】
 
プルデンシャル・リアルエステート・インベスターズはプルデンシャル・ファイナンスの不動産部門を世界中で行っており、本部はアメリカ合衆国、ニュージャージー州のニューアークにおかれています。アジア地域では、1994年からシンガポールのオフィス事業を手がけてきたほか、顧客を代行してシンガポールや香港、日本、マレーシア、フィリピン、インドネシア、韓国、中国、タイ、インドで投資を行っています。

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