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活動報告・お知らせ

【能登半島地震】 第7報<最終>

【4月5日】
<物資について>
 過去の災害では救援物資が供給過剰となり、廃棄処分するのに多くの人員と莫大な費用がかかったことから、今回は石川県厚生政策課(076-225-1414)が全国からの救援物資の申し出を一覧表にまとめて災害対策本部へ送り、現地が選んだ物資を送るシステムをとった。ただし、この方法だと物資が現地に届くまでに時間がかかるという問題が起こった。また救援物資が多くなりすぎると、小売店の経営を圧迫する。

<ボランティアについて>
 家の片付けやゴミ処理などの力仕事に、需要がある。また一人暮らしの女性などは男性ばかりのグループより、女性がいるグループのほうが安心する場合も多い。今後は地元のボランティアを活用していく方向にある。

<耕作断念>
 水田に被害が生じたり、自宅が被災して田植えどころではなくなってしまった世帯もあり、少なくとも25軒の農家が稲の苗のキャンセルをおこなった。5月上旬までに水田が復旧すれば、田植えには間に合う。

<輪島塗>
 漆を塗るためには、ほこりがない状態で作業しなければならないため、土蔵などを使っていた職人も多いが、土蔵が崩れてしまったため、作業ができなくなっている職人もいる。

<観光>
 地震後初めて輪島にツアーバスが入った。観光客に来てもらえばそれだけ復興が進むので、自粛しないで訪れて欲しいというのが現地の声。

<多目的施設建設(心のケアハウス)>
 コマツグループが門前町道下、穴水町大町に建設する仮設住宅の近くに無償で多目的施設建設(心のケアハウス)を建設する。巡回診療所や健康・生活相談会場としての活用を想定している。

<罹災証明>
 輪島市では罹災証明発行のための調査が一通り済んでいるようですが、確認はできませんでした。

【謝辞】
 今回の能登半島地震で被災された方々への支援協力を呼びかけたところ、現在までに寄せられたご支援は以下の通りです。本当にありがとうございました。寄せられたご支援は公正、適正に被災者支援のための現地での活動に役立たせていただきます。記して感謝の意を表します。(敬称は略させていただきました。前回分の再掲を含みます。)

【義援金】
 3月30日 イエズス会社会司牧センター       50,000円
 3月31日 氏名不詳                   20,000円
 4月2日  伊藤 礼                    10,000円
 4月2日  施 治安                     3,000円
 4月2日  奥谷浩一                   10,000円
 4月4日  名東キリスト・ルーテル教会        20,000円
 4月6日  渡久地晴仁                   3,000円

【物資提供】
 4月2日 株式会社コスモスイニシア(コスモスグループ)
                 二次災害防止用ブルーシート   250枚

※三村職員の現地での活動はこの報告をもっていったん終了いたします。後日、活動の全容および会計報告をホームページ上で公表する計画です。これまでにご支援をいただきました皆様に厚く御礼申し上げます。義援金の受け付けは引き続き4月30日までおこないますので、よろしくご協力くださいますようお願い申し上げます。

◆バックナンバー
- 【能登半島地震】 第6報
- 【能登半島地震】 第5報
- 【能登半島地震】 第4報
- 【能登半島地震】 第3報
- 【能登半島地震】 第2報
- 【能登半島地震】 第1報
- 【緊急】「能登半島地震」被災者支援を開始

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