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2005年夏、アメリカは、メキシコ湾からアメリカ東南部を襲うハリケーン「カトリーナ」(Katrina)、「リタ」(Rita)により、犠牲者約1,800人、行方不明者約700人を数えるという大惨事に見舞われました。ハビタットは、これに対し迅速に支援を開始、数千人を対象とする住居支援を行いました。
  

 
どの団体も他団体との協力なしでは手がつけられないほど被災規模が大きく、ハビタットも、多くのボランティアや団体と蜜に連携しながら、支援の一極集中や重複を可能な限り避ける形で、効率的に支援を進めました。
 
自然災害が起きれば当然ですが、被災者は家や自身の財産・資産を失っているため、家を建てるということは極めて困難な状況に陥ります。しかし、ハビタットの活動は本来的に、家を求めるホームオーナーや家族の置かれている実情に合わせてローン金額(最大でも50%)を決定するだけでなく、実際の建築作業もハビタットをサポートする多くのボランティアが参加して行われることから、被災者あるいは低所得者への支援として効果的です。
  
現在、約32,000人のボランティアがこの被災支援のためにオンライン登録されています。2008年には、ジミー&ロザリンカーターワークプロジェクト(JRCWP)が、甚大な被害を被ったミシシッピー州、ルイジアナ州、テキサス州の3つの州をまたいで行われましたが、これに参加したボランティアも加えると、約5,000人のボランティアが建築作業に参加したことになります。
   

   
そのようなハビタットへの献身的サポートもあり、現在、約1,300軒のマイホームが建築されました。被災から4年を経た今もハビタットの支援に対するニーズはまだまだ大きく、被災者支援は今後も続きますが、アメリカ国内だけでなく、世界から集まる力を結集して、支える側、支えられる側、双方にとっての自立支援を展開していきます。