こんにちは、インターンシップでお世話になっている中北麻美子です。
 「恵まれない人々に愛の手を」かつてそんな文句がテレビや街頭で叫ばれ、私はそれに違和感を持っていましたが、進んで違和感の正体を探ろうとはしてきませんでした。そして今回のインターンシップで図らずも答えを見付けることができました。海外での建築ボランティア活動、グローバルヴィレッジ(GV)が行われている現地には、私が平凡に生きているここにはないものがたくさんあるということが間接的ながらも感じ取ることができます。ビデオの中で「与えるつもりで行ったのに、与えられるばかりになってしまった」そう口にする学生さんの顔はとても輝いていて、言葉で言い表せないような温かい気持ちにさせてくれました。
 狭い視野の中で自分のことだけに必死になっていた私には、与え、与えられ、互いにない部分を埋め合っている人々の活動を知るだけで大きな衝撃でした。
 
 今日で実習も最後になってしまいました。毎日が濃密で新鮮なことばかりだったので、長くも短くも感じる10日間でした。
 自分なりに精一杯やる、分からないことはすぐに質問してはっきりさせる、自分から積極的に動く、同じ失敗を繰り返さない。世間知らずな私は、些細なことだけど大切なこれらのことを目標にしました。この目標を達成できただけでなく、多くのことを学ばせて頂き、自分の成長を実感でき、とても貴重な日々を過ごすことができました。
 HFHJに来る学生は元々GVなどで関わったことのある方たちがほとんどだと聞きましたが、私のような未経験の人にも是非HFHJでのインターンシップやオフィスボランティアなどを通して様々なことを知ってほしいと思います。私はインターンシップの目的である職場体験をしただけではなく、新しい世界観と出会うことができました。この経験で得た自信と興味をこの先に活かせるよう、これからはもっと広い視野を持って学んでいこうと思います。
 大変お世話になりました。ありがとうございました!