ハビタット・ジャパンでは今年度より、国内事業の一環として、支援が必要な独居高齢者など社会的な弱者に対する住宅小修繕および清掃支援などのボランティア活動事業(仮称・すまいるオペレーション)を開始することとしていましたが、まずはそのパイロットプロジェクトとして、事務局が立地する東京都中野区において11月17日、3名のボランティアの参加を得て実施しました。
今回、清掃活動などをおこなったのは、中野区中央1丁目に住むKさん宅。Kさんは昭和12年生まれの70歳で、1カ月ほど前に散歩中に転倒して足を負傷、以来、部屋の掃除や買い物に不自由な生活を強いられてきました。ハビタットは住宅を建てるだけでなく、修繕や清掃なども住環境改善の大事な要素だと考えており、今回の支援となったものです。
 ボランティアとして参加してくれたのは、関東キャンパスチャプター(CC)から青山学院大学の冨永和弥君、神田外語大学の新井泰香さん、明治学院大学の倉田あゆ子さんの3名。今回はKさん宅の水周り(台所、トイレ)を中心に、Kさんの要望を受けて清掃をおこない、約2時間後にはかなりきれいな状態になりました。かつては宮大工をしていたというKさんは、ハビタットの活動を知ってたいへん喜んでくれました。
 ハビタット・ジャパンでは今後も定期的にKさんを支援していく計画です。
 なお、今回のKさん宅の選定にあたっては、中野区からの委託を受けて地域の高齢者福祉活動をおこなっている東中野地域包括支援センターの介護支援専門員の方のご協力をいただきました。今後も地域包括支援センターとの連携でボランティア活動の輪を広げていく計画ですので、皆様の積極的な参加をお願いいたします
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