e (19).JPGハビタットの住居支援活動は、ボランティア、寄付者、そして企業と、多くの方々に支えられています。海外で住居建築に携わるボランティアの多くは、ハビタットの活動に参加する学生団体(キャンパスチャプター)のメンバーです。しかし、建築作業の知識のある学生はほとんどいません。作業方法は現地に行ってから現地スタッフや地元の大工さんに教わることができますが、初めての作業には危険も多くあります。そこで、事前にプロから安全について学ぼうと、協力企業のひとつである日本ヒルティ株式会社の社員の方々に、チームリーダー向けのセミナーを開催していただいています。 11月12日、13日は関東関西あわせて100名を超える学生にむけ、建築現場の安全確保に関する講義と、危険なポイントを察知するワークショップを行っていただきました。実際にボランティアの建築作業の写真を見ながら、何が危険でどのように改善するかをチームごとに話し合い、その日の安全目標を全員で発声するというKY活動(危険予知活動)を行いました。さらに、建築作業には必須の軍手を、全チームにご提供いただきました。  

 今回で5回目になるこのセミナーですが、これまでの受講者は延べ500名近くに上ります。この間、ハビタットの建築現場では、ボランティアが大きなケガをすることなく作業が行われてきました。これからもハビタットは、ヒルティの皆さんに教わった「安全は何より優先する」という言葉を胸に、ボランティアの意識向上と安全確保に努めてまいります。 来年の春には、また多くの学生が海外建築ボランティアプログラム(GV: Global Village Program)に参加します。ボランティアの皆さん、どうぞご安全に!! ※ハビタット・ジャパンでは、これからの社会を担うユースリーダー育成をご支援くださる企業・団体を随時募集しております。詳細につきましては info@habitatjp.org までお問合せください。