groupccwc16.jpg毎年恒例となったCC Work Campが、今年も10月1日と2日の二日間にわたり、国立中央青少年交流の家(静岡県御殿場市)で開催されました。ハビタット・ジャパン学生支部(CC: Campus Chapter)に所属する過去最多の約350名もの学生が全国から集まり、「Disaster Response - 自然災害が起こった時、あなたにできることは- 」をテーマに、ボランティア活動を行うキャンパスチャプターの一員として、災害発生時に何ができるのかを考え、学び、シェアする2日間となりました。 全国のCCから延べ100名以上の学生ボランティアが参加した熊本地震緊急支援、そして2015年3月に完了した東北復興支援事業の活動を事例に、スタッフが、災害発生直後の緊急期から復旧、復興期において、被災地ではどのような課題があり、その課題に対してどのような支援が必要とされてきたか、そして、被災地の状況は一様ではないということ、その状況に合わせた支援が必要であったことを伝えました。2日目は、被災された家族が抱える、声にだせない課題をすくい上げる大切さを伝えるために「ニーズ調査ワークショップ」を実施しました。熊本地震の被災地で一軒一軒のお宅をまわり出会ったご家族の話を例に、その方が何に困っていて、どんな助けが必要であったか、一つとは限らないアプローチ方法をグループで考える時間を持ちました。 TakukiOkada.jpgキャンパスチャプター代表を務める明治学院大学3年生の岡田拓樹さん(写真左)は、「東日本大震災の被災地や広島土砂災害、また豪雨が襲った茨城県など、これまで被災地でのボランティア活動に幾度となく参加し、海外でも国内でも、ボランティアとして困っている人を助けにいくのは当たり前だと思ってきました。そうした経験もあり、支援がどういったものかはある程度理解しているつもりでした。このワークキャンプを通じて、地域に根ざした活動を普段から行うことが何かの時に役に立つかもしれないことを学びました。キャンパスチャプターの代表としても、また一個人としても、地元のコミュニティと普段から関係を築いていきたいと思います」と話します。 学生たちは活動拠点であるキャンパスに戻り、災害が起こった際にキャンパスチャプターとしてその地域でどういった支援にあたることができるか、学んだことを更に深め、次世代へと引き継ぐマニュアルを作成していきます。 ※CC Work Campの開催は、ゴールドマン・サックス社のご支援のもと行われています。ハビタット・ジャパンでは、これからの社会を担うユースリーダー育成をご支援くださる企業・団体を随時募集しております。詳細につきましてはinfo@habitatjp.orgまでお問合せください。