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20120627SL1.jpg15軒のコアハウス建築を行ってきたワッタカンダル村。6月25日には全世帯で作業が無事完了し、ホーム―オーナーらの入居が始まりました。
 
今回の支援対象は、寡婦、障がい者、高齢者など、社会的に困難な状況に置かれる人々が中心。バラック小屋や応急シェルターでは、雨風をしのぐことも、侵入者や害虫から身を守ることも十分にできません。加えて、これらの建物はすぐに劣化するため、壁を覆うカジャン(椰子の葉)など建材を定期的に取り換える必要があり、収入が見込めない帰還民には大きな痛手でした。この点、コアハウスは、決して広くはありませんが、コンクリート造りの丈夫な構造に加え、20120627SL2.jpgカギ付きのドアや格子付きの窓も完備。また、少なくとも10年間はメンテナンス費用も生じません。社会的弱者層の保護を目的とした最適な住居形態だと言えます。
   
ホームオーナーの1人、スーブラマニヤム(Suburamaniyam)夫妻の声:長く続いた内戦と貧困のせいで、私たちは今まで一度もブロックでできた、きちんとした建物で暮らしたことがありませんでした。ハビタットの家は、テントや応急シェルターと違って丈夫なので、破れたところをいつもつぎはぎして暮らすような生活はもうしなくてよいのですね。これから家族でこの家で暮らし、前へ向かって頑張っていけると思うと、うれしさでいっぱいです。 
  
20120627SL3.jpg現地建築専門家ビノーカンス(Vinokanth)さんの声:
設計に基づいた正確な建築を行うように、大勢の石工、大工をきめ細かく指導しまとめていくのは本当に大変でした。しかし、ホームオーナー家族や近所の家族がスウェットエクイティに参加、協力してくれたおかげで、計画通りに進めることができました。15世帯のホームオーナーたちがマイホームの完成を心から喜んでいる姿を見ることができ、何より嬉しく思います。
 
  
◆支援状況/現地リポート
2012.06.04 【北部 第17報】安心して暮らせる家の完成に向けて
2012.05.01 【北部 第16報】ホームオーナーストーリー(2)
2012.05.01 【北部 第15報】新たに15軒の建築を開始、社会的弱者を支援
2012.04.19 【北部 第14報】ホームオーナーストーリー(1)
2012.03.23 【北部 第13報】住居完成セレモニー開催、村では電気の開通も
2012.03.01 【北部 第12報】85軒目が完成!新たなスタートラインへ
2012.01.31 【北部 第11報】紛争帰還民の現在(3)
2012.12.19 【北部 第10報】ニラセネ村、ハビタットハウスでの新生活
2011.12.12 【北部 第9報】雨続きで作業困難も、現場で育つコミュニティの絆
2011.10.26 【北部 第8報】建築作業が本格化、住民も積極的に参加
2011.09.19 【北部 第7報】DOORS OF HOPE:100軒完成を目指して
2011.09.01 【北部 第6報】ホームオーナー入居開始!希望のドアを叩いて
2011.07.21 【北部 第5報】15軒目が完成!それぞれの未来に向かって
2011.07.16 【東部 第3報】住居修繕キット配布完了、約1,000人を支援
2011.06.26 【北部 第4報】紛争帰還民の現在(2)
2011.06.25 【北部 第3報】紛争帰還民の現在(1)
2011.06.18 【北部 第2報】自分で未来「建て」直す!スウェット・エクイティ
2011.05.16 【東部 第2報】ニーズを再調査、住居修繕キットをアップグレード
2011.05.16 【北部 第1報】紛争帰還民支援、ホームオーナー選定を実施
2011.05.02 【東部 第1報】水害被災者への住居修繕・シェルター支援を開始
2011.04.18 【スリランカ】紛争/水害被災者支援がスタート!支援募金受付開始