支援募金受付中!
   
20120501SriLanka-2.jpgワッタカンダル村では3月、新たに15軒のコアハウスを建てることが決まり、ホームオーナーを選定。1カ月の準備期間を経て4月下旬、建築作業を開始しました。これまでにマナー県で建てた軒数は86軒。100軒の大台を目指して動き出しています。
 
ジャパン・プラットフォームの助成を受け、ハビタット・スリランカと連携して実施するこのプロジェクト。今回はこれまで以上に、内戦中に夫を失った寡婦世帯、障がい者や高齢者のいる世帯など、帰還民の中でも早急なサポートを必要とする世帯に焦点を当てて支援を行います。
 
現在、建築サイトでは、支援を受けるホームオーナーを集めオリエンテーションを行い(左写真)、プロジェクトの趣旨や家のデザイン、建築日程などを説明すると同時に、すべての世帯で間取り作業を完了。目下、土台基礎建築作業に取り掛かっています。
     
20120501SriLanka-1.jpgホームオーナーの多くは内戦が終結して早々に故郷への帰還を果たし再定住を始めましたが、現在も老朽化したシェルターやバラック小屋での生活を余儀なくされています。昨年1月にスリランカ全土を襲った豪雨と強風の影響もあり、壁や屋根のカジャン(椰子の葉っぱ)部分はシロアリ被害で劣化。壁を覆っていたビニールシートは剥がれ落ち、ドアにはカギもないなど、住居環境は極めて劣悪です。しかし、ホームオーナー全員が月収2,000-2,500スリランカルピー(日本円で約1,400-1,700円)の貧困世帯ということもあり、シェルターの修復すらままならないのが現状。ハビタットのコアハウスは、広さこそないものの、こうした社会的弱者層が最低限、安心・安全に暮らすために最も適した住宅形態です。
 
 
◆支援状況/現地リポート
2012.04.19 【北部 第14報】ホームオーナーストーリー(1)
2012.03.23 【北部 第13報】住居完成セレモニー開催、村では電気の開通も
2012.03.01 【北部 第12報】85軒目が完成!新たなスタートラインへ
2012.01.31 【北部 第11報】紛争帰還民の現在(3)
2012.12.19 【北部 第10報】ニラセネ村、ハビタットハウスでの新生活
2011.12.12 【北部 第9報】雨続きで作業困難も、現場で育つコミュニティの絆
2011.10.26 【北部 第8報】建築作業が本格化、住民も積極的に参加
2011.09.19 【北部 第7報】DOORS OF HOPE:100軒完成を目指して
2011.09.01 【北部 第6報】ホームオーナー入居開始!希望のドアを叩いて
2011.07.21 【北部 第5報】15軒目が完成!それぞれの未来に向かって
2011.07.16 【東部 第3報】住居修繕キット配布完了、約1,000人を支援
2011.06.26 【北部 第4報】紛争帰還民の現在(2)
2011.06.25 【北部 第3報】紛争帰還民の現在(1)
2011.06.18 【北部 第2報】自分で未来「建て」直す!スウェット・エクイティ
2011.05.16 【東部 第2報】ニーズを再調査、住居修繕キットをアップグレード
2011.05.16 【北部 第1報】紛争帰還民支援、ホームオーナー選定を実施
2011.05.02 【東部 第1報】水害被災者への住居修繕・シェルター支援を開始
2011.04.18 【スリランカ】紛争/水害被災者支援がスタート!支援募金受付開始